ついにこの日がやってきました!イスタンブールでの観光を終え、今日からはヴェニスに向けてクルーズ船での船旅が始まります。今回お世話になるのは、MSCクルーズの「スプレンディータ」号。そして、今回はラッキーなことに通常のバルコニータイプの部屋を予約したのですがリピーターということだったからかMSCヨットクラブにアップグレードして頂きました!ガラタポートでのチェックインから船室まで完璧なVIP待遇で、ドキドキワクワクのクルーズ旅行に出発です。
クルーズ乗船記|イスタンブール ガラタポートへの行き方と注意点
ホテルからタクシーでガラタポートへ向かいました。イスタンブールのタクシーは結構割安です。しかし、渋滞が激しいのと流しのタクシーやUBERタクシーはあからさまにぼったくられるので十分に注意が必要です。タクシーを利用する際は、ちゃんとしたホテルで呼んでもらって、乗車する際に行先までのおおよその料金を確認してから乗るようにしましょう。
今回の運転手さんは陽気な若い方で、会話も弾んで楽しいドライブでした。最後は手持ちのリラを全部チップで渡しちゃいました。年齢の話になると、「really?(ほんとに?)」なんてお世辞を言ってくれていたのですが、別れ際にサンキューマム!と言われてしまった笑。やるな、若造。まあでも、気持ちよく港まで送ってもらえたので良かったです。

MSCの旗を確認して、いざ中へ!
VIP待遇!MSCヨットクラブの特別なチェックイン体験とクルーズ料金
ガラタポート優先入口から専用スタッフによる案内まで
ガタラポートは2021年に再開発されショッピングモールなどを併設した新しい港です。私達はチェックインの為、海側には行きませんでしたが、海岸沿いにはショップが立ち並び人々の憩いの場となっているそうです。
ガラタポートの詳しい情報はこちら(英語サイト)。

港の建物に入ると、こんなところにまで猫ちゃんが!完全に建物の中にいて、係員さんもちょっと気になってる様子でした。イスタンブールは本当に猫の街です。どこにでも猫がいます。

建物内に入ったら、今回私達が乗船するMSCスプレンディータの乗船情報をチェックしてチェックインカウンターを目指します。

そして、MSCのチェックインカウンターにて、予約番号を告げました。そこにはゴールドのプラカードを持ったスタッフの方が!そう、あれが、ここからがヨットクラブの始まりです!

MSCスプレンディータ
今回のクルーズ船は、同じMSCのスプレンディータ。少々古い客船で、以前は日本や東アジアを回っていたらしく、いたるところに中国語表記がありました。年季は入っていますが、大型客船には変わりないので、十分に施設が充実していました。もし、新しい船籍やさらにアクティビティなど充実している客船に乗船したい方は、MSCではワールドクラスの船をおすすめします。
クルーズ料金
クルーズ料金は『イスタンブール→コルフ島(ギリシャ)→バーリ(イタリア)→ヴェニス』の4泊5日、オールインクルーシブでバルコニータイプの部屋で、二人で約16万円。移動費・宿泊費・すべての食事インクルーシブされてこの料金です!MSCはカジュアル客船なので、船旅と言っても実は格安です。
私達はさらに、乗船中アルコールを含む飲み物が飲み放題になるドリンクパッケージと、wifiパッケージを申込ました。後述するMSCヨットクラブでは、これらのドリンクパッケージもwifiパッケージも含まれています。この、2つのパッケージを追加するかどうかは船旅で大きく快適性を左右するので、私はどちらも申し込むことをお勧めします。
今回はなんと、リピーターで部屋に空きがあったからなのか、MSCヨットクラブというホテルでいうところのクラブラウンジルームのようなカテゴリにアップグレードして頂きました✨もちろん料金は変わりません。普通に予約すると、MSCヨットクラブはバルコニータイプの部屋の約2.5倍くらいの料金なので、とんでもなくラッキーでした。下記は同じスプレンディータクルーズ4泊クルーズの料金比較の例です。

贅沢な空間|MSCヨットクラブ専用ラウンジと客室を徹底レビュー
MSCプライオリティエントランスでの優雅なひととき

即座に荷物を預かっていただき、案内されたのはこちらのコーナー。ヨットクラブゲストプライオリティエントランスです。一般のお客様とは別に設けられた、特別なチェックインスペースです。

シャンパンをいただいている間に乗船手続きをしてくださいます。一般乗船の方々が横目に通り過ぎていくのが、ちょっと気恥ずかしいけれど内心優越感に浸れます。これぞMSCヨットクラブです。
フロックコート姿の専用スタッフによる乗船案内

さらに、フロックコートで正装したスタッフの方が船内まで案内してくださいました。船室に入るまで手荷物を運んでいただけて、本当に至れり尽くせり。途中で出国手続きもありましたが、長蛇の列に並ぶこともなく、スタッフの方もその間ずっとまるで執事のように待機してくださって、こちらもスムーズに通過できました。
MSCヨットクラブ専用ラウンジ

こちらがヨットクラブのラウンジです。乗船してお部屋の場所を確認した後、一旦こちらへ案内されました。専用バトラーやヨットクラブ専任のスタッフの方々が挨拶してくださり、MSCヨットクラブについての簡単な説明を受けました。

ほとんどお客さんがおらず、ほぼ貸し切り状態のラウンジでした。スパークリングワインをお願いしたら、「是非シャンパンを」と勧められました。こういうところが、ヨットクラブならではのサービスですね。普段とは違う贅沢な気分を味わせて頂きました。
MSCヨットクラブの客室
快適な客室と最高のマットレス

MSCヨットクラブの客室に到着しました!広さはそれほどありませんが、設備は十分でゴージャスです。壁面もビロードの造作が施してあり、一般客室とは明らかに違う上質な雰囲気が漂っていました。
今回のMSCヨットクラブですごく気に入ったことの一つに、このベッドがありました。こちらはヨットクラブ専用のマットレスだそうで、イタリアのDORELAN (ドレラン)社製のもので、とにかく今まで寝たベッドの中で最高に気持ちよかったです。残念ながら、日本には正規販売店がなく一番近い店舗は韓国です。


MSCヨットクラブの客室には、ウォークインクローゼットもありました。これはスーツケースなども収納できるので快適に過ごせました。私達はMSCの船籍にしか乗船したことがないのですが、狭いながらも空間を上手く利用できるよう設計されていて、大きな鏡などがいくつもありさほど狭さは感じません。ちょっとした台なども小物などを置くのにとても重宝する設計で快適に過ごせました。
バスルーム

通常はシャワーのみの部屋が多いです(一部バスタブ付きの部屋もあり)が、ここにはもちろんバスタブもついています!MSCヨットクラブはスパアクセスもインクルーシブされているので、スパエリアのサウナなども利用できますが、船の客室でお風呂に浸かれるなんて贅沢です。

もちろんバスローブにヨットクラブ専用アメニティも用意されていました。以前一般客室に乗船した時はアメニティはありませんでした。タオルもヨットクラブ専用です。高級ホテルの普通のタオルといった感じではありましたが。洗面台のカウンターも大理石です。やっぱりMSCヨットクラブは違います。細かいところまでMSCヨットクラブです。
最後のボスポラス海峡の眺望


客室から見たボスポラス海峡の景色です。右手がヨーロッパ側で今回行かなかったトプカプ宮殿が見えます。左手はアジア側。こちらも行けなかったので、次回があれば是非行きたいな。ここで刺激がいっぱいで楽しかったイスタンブールともお別れです。
船室からこの美しい景色を眺めていると、いよいよクルーズが始まるんだなーっとじわじわ実感が湧いてきました。これから数日間、この豪華な客船で過ごせるなんて夢のようです!ヨットクラブのサービスは期待を上回るものばかりで、クルーズ旅行への期待がますます高まります。明日からはいよいよ本格的な船旅の始まりです。
まとめ|夢のようなクルーズ旅の始まり
ガラタポートでのスムーズなチェックインから始まった、私たちのクルーズ旅。特に、MSCヨットクラブの専用サービスは、まさに夢のような始まりを演出してくれました。
大勢の乗客を横目に、特別なラウンジでウェルカムドリンクを楽しみながらのチェックインは、これから始まる豪華な船旅への期待感を最高に高めてくれます。煩雑な手続きから解放され、心躍る特別な体験が、このクルーズ旅の最高のプロローグとなりました。
次の記事では、いよいよ船内の様子を詳しくレポートしますので、お楽しみに
次回記事
次の記事では、MSCスプレンディータ号の船内設備を詳しくご紹介します。レストランやエンターテイメント施設、プールデッキなど、豪華客船ならではの充実した設備の数々を載せておりますので是非チェックしてみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました!他の記事もお読み頂けると嬉しいです!
この記事は2024年11月に渡航した記事を掲載しております。レストランの営業時間や料金、観光施設の情報は変更される可能性がございますので、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
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